クレジットカードの仕組み
クレジットカードは、消費者の信用(支払能力の裏付け)に基づいて発行されるカードです。カード会社の審査に合格することでカードの保有が認められ、消費者はクレジットカードを使用して、カード会社の加盟店などで商品の購入ができます。
クレジットカードの利用から代金決済までの流れは、概ね下記のようになります。
消費者が加盟店で商品を購入し、決済としてクレジットカードを使用
加盟店はカード会社に対し、消費者が購入した商品代金を請求
カード会社は、加盟店の請求に基づき商品代金を立替払い
カード会社は、1ヶ月分の利用代金をまとめて消費者に請求
消費者はカード会社の請求に応じて、利用代金を支払う(ポストペイ方式)
一括払い・分割払い
購入商品ごとに一括、分割払いをする方法です。
一括払い | 1回で支払う方法であり、手数料はかかりません。 |
分割払い | 2回以上に分割して支払う方法ですが、2回までの分割であれば手数料はかかりません。3回以上の支払い回数では所定の分割(金利)手数料がかかります。 |
リボルビング払い
毎月決められた一定金額を支払う方法であり、購入代金の分割払いというよりも、むしろローンの返済に近い支払方法になります。
定額方式の場合、商品の購入量が増えても利用残高にかかわらず毎月の支払額が定額に保たれます。この方式は、毎月の支払管理がしやすい変面、返済総額(支払回数)が増え続けます。
FP1級・CFP ®の追加知識
アドオン方式
あらかじめ元金に対して貸付期間と所定の年利率を掛けて利息額を計算し、元金と利息の総額を返済回数で割って毎回の返済額を決定する。
表示されている金利よりも実質金利はかなり高くなる。
総量規制
キャッシングや消費者金融から借入できる金額は、年収額の1/3が上限となります。
クレジットカードによるキャッシングは総量規制の対象ですが、リボルビング払いや分割払いによる商品購入に係るクレジットの利用は総量規制の対象外です。
銀行のカードローンは総量規制の対象外です。
貸金業法における貸金業者が行う自動車ローンは総量規制の対象外。