円貨建て外債
外国の発行体が日本国内において円建てで発行する債券であり、サムライ債と呼ばれています。
円貨建て外債は、振込金・利子・償還金のすべてが円貨となるため、為替リスクはありません。
外貨建て外債
外国の発行体が円以外の通貨で発行する債券であり、米国国債などは外貨建て外債に分類されます。なお、日本国内において発行されたものはショーグン債と呼ばれています。
外貨建て外債は、振込金・利子・償還金のすべてが外貨となるため、為替リスクがあり、満期時に円高になると為替差損が発生します。
デュアルカレンシー債
振込金と利子が円貨、償還金が外貨となる債権であり、二重通貨債とも呼ばれています。
償還金が外貨となるため為替リスクのある商品ですが、利子が円貨であるため、外貨建て外債よりも為替リスクが軽減されます。
振込金と償還金が円貨、利子が外貨となる債券をリバース・デュアルカレンシー債といいます。
償還金が円貨であるため、一般的にデュアルカレンシー債よりも為替リスクが低くなる傾向があります。
ユーロ円債
ユーロ市場で発行される円貨建て債券であり、振込金・利子・償還金のすべてが円貨となるため、為替リスクはありません。
国内の証券会社で外国債券や外貨建てMMF、外国株式を取引する場合、外国証券取引口座の設定が必要になります。