界壁
共同住宅において、各住戸の間を区切る壁のことをいいます。 相応の防耐火性能や遮音性能が求められます。 建築基準法上、界壁は遮音上問題となるすきまのない構造であり、耐火構造または準耐火構造または防火構造でさらに天井裏に達するように設けなければなりません。
建築基準法で定める界壁の役割は2つ
- 第30条(長屋又は共同住宅の各戸の界壁)」から規定される遮音性能
- 第36条(一般構造・防火等の技術的基準)」から規定される防火性能
建築基準法施行令第114条
第1項:長屋又は共同住宅の各戸の界壁を準耐火構造(小屋裏又は天井裏)とする規定
第2項:学校、病院、ホテルなどの特殊建築物の防火上主要な間仕切り壁の規定
第3項:建築面積が300㎡を超える建築物の小屋裏隔壁の規定
第4項:けた行4mを超える渡り廊下の隔壁の規定
第5項:界壁、間仕切壁及び隔壁の貫通処理についての規定